フリーエの法則は熱流束をあらわしています。1822年に考えられた法則であり、材質が一定で一様な同一個体内部の伝導では、伝熱量が温度降下の勾配と熱が流れる方向に直角な断面積に比例していることをあらわしたものです。
具体的な数式で書くとdQ=-λ(dθ/dx)dAとあらわすことができます。日常生活で使うことはないと思うかもしれませんが、機械設計などではこの計算式が用いられることもあると知っておくと良いです。
また、計算から伝導率が高いほど熱を伝えやすいということが分かりますが、これは調理器具選びや断熱材選びでも参考になることだと言えます。身近なところでも役立つ法則なので、覚えておいて損はないと言えるでしょう。